駆け付け・在宅支援に関するご案内
緊急時の駆け付けについては、ご連絡いただければ可能ですが、病気やケガなどで救急を要するような場合にはまずは119番へご連絡いただけますようお願いいたします。
在宅支援については、常時お客様のご自宅へ30分から1時間で駆け付けができるとは限りませんので、要介護2以上の場合もしくは車椅子の方の場合には、警備会社の見守りサービスのご利用をお願いしております。
※警備会社の見守りサービスをご利用の場合には、ボタンを押せば30分前後で駆け付けをしてくれます。
駆け付けについて
緊急時の駆け付けについては、必要がある場合には緊急時の駆け付けも行っておりますが、現実的なサービスについては非常に重いものす。お客様の家族のように寄り添うお仕事をしておりますが、その内容は時として葬儀社様よりも大変なお仕事であるとも思っております。
お客様のところへ2か月に1回ほど訪問をしたり、老人ホームへ入居する際にはどこの老人ホームが良いのかを一緒に考えたりします。このようなコミュニケーションをとっていたお客様がいつかは亡くなってしまいます。そして葬儀の手配や火葬、納骨する場面でも私たちが担当しております。ご依頼者様にお子様がいる場合、関係性が悪いものの亡くなったあとは遺産を分けてほしいという内容の旨の遺言書を生前に作成します。このうように、その関わり方は非常に深く、重いものです。
担当させていただく方が年に何人かは亡くなることも事実であり、このような家族のようなお手伝いをしている担当者の心の安定を保つことは困難なことでもあります。こうした中で、深夜に病院からの連絡をうけ、意識不明のお客様のところへ駆け付け、意識の回復を祈るべく病院にいてほしいというご要望があった場合には、さすがにそれは難しいですとお伝えさせていただいております。このような場合には、病院の窓口が開く時間帯にご訪問させていただくようにしております。
家族の立場であれば意識不明の状態の中、回復を祈りながら立ち合うことでしょう。私どもは家族のように丁寧な対応をしておりますが、そこまでの対応は困難である点についてはご理解をいただいてお手伝いをさせていただいております。
在宅支援について
高齢になっても生活出来る限りは住み慣れた自宅で生活したいという方は多くいらっしゃいます。
当協会でも出来る限りそうした希望のお手伝いができればと考えており、当協会の条件を満たす方対象に在宅支援をお受けしております。
この契約を希望される方の多くは下記のようなお困り事を抱えています。
- 緊急で入院した場合、入院手続きをしてくれる人がいない
- 家族や親族はいるが遠方なので、そのたびに呼びつけたり迷惑をかけたくない
- いずれは老人ホームなどの施設に入居したいのでその際に必要な人を元気なうちに決めておきたい
このようなお困り事やご要望の方が大半です。お子様がいらっしゃらないご夫婦の方からのご相談も多くいただいております。
在宅支援におけるお願い
在宅支援をご依頼される方に、下記の3点をお願いしております。
- 定期訪問の契約と連絡できる方の用意
75歳以上の方の在宅支援を担当する場合には、原則、年6回の定期訪問をさせていただいております。その際、状況や体調の変化についてお伺いさせていただきます。民生委員の方や地域包括の方など、定期的にコミュニケーションを取っている方を確認させていただいております。
携帯電話など連絡ができる手段を持っていただくことが必須となります。 - 駆け付け契約の締結
要介護2以上、または車椅子の方、お身体に不自由のある方は必ず警備会社の駆け付けサービスを利用いただいております。24時間365日、ボタンを押していただくと30分前後で、警備会社に駆け付けてもらえるサービスの契約を締結していただいております。 - 限界のタイミングと対応
医師の判断により、自宅生活は困難という診断を受けた場合や、自分で食事や着替えが出来なかったりなど、健全な生活を維持できない状況になったタイミングでは、こちらも現実的なサービスの提供が困難となってしまいます。この場合には、施設への転居をお願いしております。
在宅の段階より支援をご希望される場合、予め当協会のお手伝いが現実的に可能であるかの確認をさせていただいた上でのお手伝いとなります。責任ある仕事をしておりますので、上記の点についてはご理解のほどよろしくお願い申し上げます。